真珠
今回は真珠(パール)について書きます。
真珠といえば、白い玉(和珠)のイメージが多いかと思いますがそのカラー・形は多種多様です。
花珠真珠・ブラックパール・ゴールデンパール。バロックパール・淡水パールなど・・・
同じ真珠なのかというくらい色形が違っています。
真珠は通常の宝石とは違い、生きた貝の中で形成されるものです。
市場に出回っているほとんどの真珠は養殖され生産されています。
天然のものは何百もの貝を開けてひとつ見つかるかの世界で、大変貴重です。
そんな真珠はネックレスをひとつ持っておくと非常に重宝します。
お葬式はもちろんですが、結婚式や入学式などのフォーマルの場にも活躍します。
販売員時代に真珠のネックレスを購入し、ピアスもセットで作りました。
当時はまだ若かったし、販売員を辞めてから使う機会は減りましたが、友人の結婚式が増えるとともにまた活躍してきました。
私自身も結婚し、子供の入園式などにも使え、この先もまだまだ使うので買ってよかったと思います。
まだ持っていない方も、機会があれば真珠のネックレスは1本は持っていたほうが何かと役立ちますよー。
セットでピアスを作る際は、選んだネックレスから玉をもらった方が色が合いやすいのでオススメです。
首に合わせてみて、デコルテラインに綺麗に乗るくらいの長さがちょうどいいので、多分2珠はピアス用に取れるかと思います。
真珠のネックレスを使ったあとは、柔らかい布で優しく真珠を拭いてケースにいれ保管をお忘れなく!
金属アレルギー
ファッションを楽しむときにはアクセサリーやジュエリーは必需品ではないでしょうか。
ファッションに合わせてピアスを変えたり、ネックレスを変えたり・・・
アクセサリーは着けるものによってガラリと雰囲気を変えられるのが魅力的ですよね。
でも、金属アレルギーで全然アクセサリーを着けられない方もいらっしゃいます。
金属アレルギーも人それぞれで、シルバーがダメで金は良い人、金はダメでシルバーは良い人、金が着けれるには着けられるけどその金の配合によってはアレルギー反応が出てしまう人。
純金やプラチナは比較的、金属アレルギーの反応が出にくいとされていますが、必ずしもではないですし、何よりお高くつきます。
じゃあ何も着けられないと諦める方もいるかと思いますが、諦めることはありませんよ。
ピアスであればチタンやサージカルステンレスの物を選ぶと安心です。
ネックレスやブレスレットはパワーストーンや淡水パールなどの数珠繋ぎのものなどが良いでしょう。
注意する点は、留め具に金属が使われていないか気をつけてください。
それでも金属のアクセサリーを付けたい場合は、金属と汗などが反応して金属アレルギーを起こすので汗をかくときはなるべく避けることを心がけてください。
最近は金属に塗るトップコートもあるようですので、それを使ってみてもいいですね。
それでも金属アレルギーが出てしまったら、きちんと病院受診してくださいね。
パライバトルマリン
ターコイズとハウライトターコイズ
ターコイズという宝石はけっこうご存知の方が多いですよね。
ではお店に出回っているターコイズには練り石が多いのはご存知ですか?
もちろん、そのままのターコイズを加工して商品にしているものもあります。
ですが、ターコイズを粉砕し再結晶化(中には粉砕過程で着色しているものも)して加工販売しているものもあります。
天然のターコイズと違い、色が均一なのが特徴です。
天然のものは色がまばらだったりするものが多いです。
また、ハウライトというターコイズではない石を染色し、「ハウライトターコイズ」として売っているものもあります。
石を割ってみると中が白いので違いがわかりますが、まさか割るわけにはいかないですよね。
親切な店員さんだときちんと教えてくれたりもしますが、聞かれないと教えないっていう店員さんもいたりします。
当時、働いていた宝石店では「ハウライトターコイズ」と表記していました。
私はお客様に聞かれるとターコイズではないと説明してたのですが、先輩がその事実を知らなかったらしくキレられたことがあります。
それはもう激ギレです。
なせ、そんな嘘をお客様に教えるのか、なぜ知った風に言うのか!
いやいや、あなたが入社したばかりの私に渡してきた資料や本に書いてますよー。
と、やんわり伝えても火に油です。
先輩はこの時勤続8年。売上も常に上位。なので本社に研修に行くこともまずなく、いまさら本なんて見なかった人でした。
場を収めてくれたのは店長で、店長が私の知識の方が正しいと言って収めてくれたのでなんとか助かりました。
この1件で個人的にはターコイズにいい思い出はありません。
余談でしたが、ターコイズを購入する際は注意してみてくださいね。
パワーストーン
宝石店で働いていた時にパワーストーンブームがきました。
当時、お手頃な商品もそこそこに扱っていましたが、ブームに乗っかり大量に本社からパワーストーンが送られてきました。
それはもうごっそりと・・・
そいうわけでパワーストーンのお勉強も始めました。
なのでほんの少しですが、覚え書きです。
知っているものも多いかと思いますが。
・オニキスー魔除け、トラブル回避
・タイガーキャッツー商売繁盛、金運上昇
・アメジストー恋愛成就、愛の守護石
・アベンチュリンーストレスの緩和
・水晶ー浄化
・煙水晶ー精神を安定させる
・トルマリンー心身の活性
・フローライトー集中力強化、ストレス緩和
・天眼石ー真実を見極める
こんな感じです。
これを元にポップを作成し、店舗で販売していました。
それと同時にパワーストーンブレスレットの糸替えも習得していきました。
色合いが気に入らないから違う種類を何本か購入しバラし、組み替えて欲しいというお客様がいたので。
そういう時はパワーストーンのバラ売りをして欲しかったけど、さすがにそこまですると宝石店じゃなくなると本社に言われました。
確かに・・・
色々とスキルがアップしたパワーストーンブームでした。
オパール
オパールとは遊色効果を持つ、宝石の中では珍しい水分を含む宝石です。
その見た目は石に含まれている色とりどりに光がまるで妖しく混ざり合っているかのように見えます。
どれも石の見た目こそ違えど、内から湧き出るその輝きは心を奪われます。
オパールには魔物が住んでいる。
宝石店で働いていた時にマネキンさんから聞きました。
オパールのその輝きがそう思わせるのかもしれません。
ある時、参加していた展示会。その時の展示会は自社で買い取ったジュエリーを破格で売る中古ジュエリーの販売会でした。
その中のジュエリーにウォータオパールの指輪あり、そのオパールが今まで見たことのないくらい綺麗に見えました。
石の内側から湧き上がるような緋い炎のようなゆらゆらとした怪しい輝き。
ほかのスタッフにもそのオパールを見てもらうと長年、働いているスタッフでもウォータオパールでここまで光の主張が強いのは珍しいと言われていました。
あの輝きが目に焼き付き、どうしてもこの石が欲しい!という気持ちに駆り立てられました。
そう思ったのは私一人ではなかったようで・・・
マネキンさんもまた、何度も何度もウットリと手に取り眺めていました。
他にも色々な宝石があるのにあれほど虜にさせられたのは後にも先にもあのオパールだけです。
結局、私ではなくマネキンさんが手に入れていましたがオパールに魔物はあながち間違ってないかもと実感しました。
普段、冷静なマネキンさんがお客様に見せることもなく裏方に隠していたのでオパールに魅入られたんだな。
オパールはほんとに奥が深いです。
機会があれば宝石店などでオパールがあればルーペで石を覗かせて頂くことをおすすめします。
石の内側から滲み出るような輝きは1度みると、案外クセになりますよ。
ブルートパーズ
トパーズは私の誕生石です。
小学生くらいの頃、友達同士で誕生石の話になりました。
四月生まれの子はダイヤモンド、七月生まれはルビーなど華やかでキラキラした宝石の子に比べ、十一月生まれの私はトパーズ。
当時、トパーズといえば黄色の地味な石というイメージしか持っていなかったため、心底ガッカリしました。
高校生くらいになった頃、トパーズにもブルートパーズという種類があり、透き通った華やかなブルーがあると分かり、嬉しかったです。
いつかこの誕生石のブルートパーズを身に着けられたらと思っていました。
高校最後の冬、12月半ば頃に私の実家は全焼しました。
原因は壁の中で漏電し、出火。古い家屋だったので火の回りが早かったそうです。
幸い、家には誰もいなく怪我人も出ることはなかったですが、それから数年経ち私が成人してから母の口から衝撃発言が・・・。
私の高校最後の年に母は宝石店で誕生石である、ブルートパーズのネックレスとイヤリングのセットを購入していました。
20万円程したそうで、私が成人したら贈る予定でタンスにしまっていたと。
ということは、綺麗さっぱり燃えてしまったんですね。
母が言わなければ知ることのなかったブルートパーズの存在。
燃えなければ身につけられたはずのブルートパーズ。
ものすごく後ろ髪が引かれた感じでした。
母的にはお祝いを何も用意していなかったわけではないと、伝えたかったようですが正直、聞きたくなかった。
贈り物を期待していたわけではなかったんですけど、この何とも言えない気持ち。
モヤモヤした気持ちを片隅に、母の誕生日(11月)に少し貯めたお給料でブルートパーズのネックレスを贈りました。
燃えてしまったものは仕方ないので、自分のはいつかにしてプレゼントを用意してくれた感謝の気持ちを込めて。
すごく喜んでくれて出かけるときはいつも身につけてくれています。
そして結局、いまだに自分の誕生石は一度も持っていないじまいです。